プレゼンテーション


LEDを活用した植物工場の研究と徳島での展開

 

徳島大学大学院 ソシオテクノサイエンス研究部
ライフシステム部門 生物工学科
教授 野地 澄晴 氏

 

徳島県では、産学官の連携で「とくしま植物工場推進検討会」を設置し、植物工場の低コスト化や増産技術などについて検討を進めております。

なぜ植物工場か?

それは、我が国の農林水産業の就業者の高齢化が大きな原因です。農林業就業者の70%、水産業就業者の50%が55歳以上の高齢者であり、後継者不足の状態です。

その解決策の一つに、植物工場があります。

近年、実用化段階で様々なタイプの植物工場が注目されております。

植物工場は、計画的な生産による安定供給、位面積あたりの高い生産性、光制御による栄養価の向上や低(無)農薬化などの高付加価値化をはじめ、地域や土地を選ばず、労働の平準化で雇用創出に繋がるなどのメリットが期待されます。

徳島県は、LED技術の先進県であり、世界的なLEDの製造拠点や養液栽培用肥料メーカーの製造拠点が存在します。また、農林水産物が豊富で、関西市場への全国トップクラスの供給基地となっております。

 

植物工場による徳島ならではのビジネスモデルを構築するため、県と徳島大学が「農工連携の推進に関する協定」を締結し、徳島大学工学部生物工学科内に「農工連携スタディーズ」を創設致しました。ここでは、研究者や特別講師による植物工場に関する技術開発、市場開発、経営管理等一連の実践的な農工連携プロジェクトを推進しているところであります。

既に葉菜類については、高輝度白色LED照明を用いることにより、葉が大きく育つ傾向があることが判明しました。また、太陽光・リチウムイオン電池活用などのクリーンエネルギーと、青色LED照明を組み合わせた菌床シイタケ発生量の検討などを実施し、光の波長が、植物に及ぼす影響などについて、実用化を目指した研究を行っているところです。

今後とも、植物工場の支援体制の充実を図りながら、農商工連携による新産業の創出に繋げたいと考えています。さらに、産学官連携による徳島ならではのビジネスモデルを推進し、植物工場を一緒に創っていけたらと考えていますので、是非とも徳島でのビジネスモデル化にご参加いただきますよう、宜しくお願い致します。

 

   

 

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