
LEDを利用した製品で最も身近なものに、携帯電話のバックライトがあります。LEDは薄く、小さく、軽くすることが出来るため、薄型の液晶テレビやノートパソコンのバックライト等に利用されています。

LEDは大きな物にも使われています。街やスタジアム、大型の施設等にある大型ディスプレイ、店の看板などにLEDを使ったものもあります。視認性が高く、様々な色が出せること、応答速度が早いことなどから屋外での広告等の媒体として広く利用されています。

最近よく見かけるようになった、小さな光の粒が集まっている信号機にはLEDが使われています。LEDを使った信号機は視認性が高く疑似点灯が起こりにくいことから安全性が高まるということで今後、LEDを利用した信号機に変わっていきます。
また、地震等の災害が起こったときの非難誘導灯や防犯灯にもLEDを利用したものが出てきています。消費電力が少ないことや長寿命、振動に強いといった特徴があるため緊急時の光源として非常に適しています。

クリスマスシーズンによく見かけるイルミネーションも最近LEDを利用したものが多くなってきています。LEDは様々な色を出すことが出来ることや、消費電力が低く、発熱が少ないというメリットがあります。
また、7月に阿南市で行われている光の祭典は、LEDを利用した光マンダラなど美しいモニュメントやイルミネーションが楽しめ夏の風物詩となっています。意外なところでは音楽の分野でもLEDの利用がされています。光で音楽を表現する「色光ピアノ」をNHK交響楽団が開発し、プロメティウスの演奏に利用されています。

今後大きく成長するLED製品の市場として自動車、バイク等への利用があります。現在は自動車の内装やメーター周りの照明、テールランプなどに使われていますが、今後、技術開発や法規制が緩和されればヘッドライトにもLEDが使われるようになると考えられています。

現在LEDは特殊照明用や業務用として利用されることがほとんどですが、一兆円以上の市場規模があると言われている一般照明へのLED利用に向けて研究開発が進んでいます。

LEDのユニークな応用製品にノミ取り装置があります。ノミが寄ってくる波長の光を出してノミをおびき寄せて捕らえるという装置で、薬品を使わないので安全というのが特徴の商品です。他にも、光触媒と組み合わせて冷蔵庫の消臭や殺菌装置、光通信での利用など、光、照明以外の分野でも様々な可能性を秘めています。

特定の波長の光を出すことが出来るLEDの性質を利用して、野菜の栽培にLEDの光が使われ始めています。徳島県では、農林水産総合技術支援センターで、洋ラン類組織培養システムの開発やハウススダチ・ハウスミカンの生育制御技術、シイタケの害虫誘殺装置の研究を進めています。
また、水産分野でも青色LEDを利用したイカ釣り集魚灯の実験操業が各地で行われ、実用化にむけて研究が進んでいます。