LEDとは

LEDの特徴

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 LED(エルイーディー)はLight Emitting Diodeの略。日本語では発光ダイオードと言います。電流を流すと発光する小さな半導体チップを樹脂で覆った光源です。小型、軽量、高い視認性、速い応答速度などの特徴を持つことに加えて、長寿命、低消費電力、水銀など有害物質を使用しないなど環境負荷の低減に有効なことから、21世紀の光源として注目されています。

 

世界有数のLED先進地域「徳島」

 徳島県は、20世紀中の開発は困難と言われていた高輝度青色LEDを世界で初めて製品化し、現在では白色LED生産量で世界一のシェアを誇るLED素子メーカーをはじめ、LEDを用いた様々な応用製品を開発するメーカーが県内外から100社以上集積する、世界有数の「LED先進地域」となっています。

拡がる用途

1 身近になったLED照明

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●LEDベースライン照明・LEDダウンライト

[徳島県庁 1階 県民ホール]

数年前まで、LEDは特殊照明用や業務用として利用されることがほとんどでしたが、白熱電球のソケットにそのまま装着できる「LED電球」の登場から、低価格な家庭用のLED照明器具が一斉に市場投入され、LED照明の一般家庭への普及が急速に進んでいます。今後は、LEDの高効率化等の性能向上や、量産化による価格の低下により、照明分野だけでなく、多様な分野への応用が進んでいくことが考えられています。

 

2 高い視認性と豊かな表現力

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●スタジアム用LEDオーロラビジョン

(824インチ)

[鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエット

スタジアム]

 

LEDは大きな物にも使われています。街やスタジアム、大型の施設等にある大型ディスプレイ、店の看板などにLEDを使ったものがあります。視認性が高く、様々な色が出せること、応答速度が早いことなどから屋外での広告等の媒体として広く利用されています。徳島を本拠地とするサッカーJリーグ(J2)「徳島ヴォルティス」のホームスタジアム「ポカリスエットスタジアム」(鳴門市撫養町)には、縦9.3×横18.7mの大型オーロラビジョン(高輝度LED方式)が導入されています。

 

3 暮らしを守るLED

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●LED式信号機

 

 

最近よく見かける、小さな光の粒が集まって見える信号機にはLEDが使われています。白熱電球を使った従来の信号機は、内部に反射板を備えていたため、西日などが差し込むと、内部で反射し点灯しているように見える疑似点灯現象を生じるなどの課題がありました。LEDを使った信号機は視認性の高さと、疑似点灯が起こりにくいなど安全性が高く、また消費電力も大幅に削減できることから、LEDを利用した信号機の普及が進んでいます。徳島県では1994年に全国に先駆けてLED信号機を設置し、車両用信号機の整備率では全国トップクラスとなっています。

 

4 自動車への応用

LEDを利用した自動車用ランプ

●LEDを利用した自動車用ランプ

今後大きく成長するLED製品の市場として自動車、バイク等への利用があります。現在は自動車の内装やメーター周りの照明、テールランプなどを中心に採用が進んでいますが、さらなる高出力化・高効率化等の技術の進展に伴い、ハイブリッド車や電気自動車を中心に、ヘッドライトにもLEDが使われるようになってきています。

5 街を彩るLED

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●LEDアートフェスティバル2010作品

LEDは様々な色を出すことができることや、消費電力が低く、発熱が少ないというメリットがあることから、クリスマスシーズンなどによく見かけるイルミネーションも、今ではLEDを利用したものが多くなってきています。
また、徳島市では、LEDとアートを融合させる芸術祭「徳島LEDアートフェスティバル」を3年に一度開催しています。作品を出展するアーティストや市民、学生の方々等が一体となって、徳島の自然と調和したLEDの魅力を発信するイベントとなっています。

6 農林水産分野の豊な未来へ

特定の波長を出すことができるLEDの性質を利用して、野菜の栽培にLEDの光が使われ始めています。徳島県では「とくしま植物工場推進検討会」を設置し、LED照明が農産物や生物等に及ぼす影響などについて、大学及び公設試験研究機関における基礎研究や、産学官連携による植物工場分野での取組みを推進しています。また水産分野でも、長寿命というLEDの特徴を活かした集魚灯などが、漁業用として利用されています。

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●リーフレタスの栽培

[徳島大学]

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●タチウオ漁に活用されるLED集魚灯

[徳島県南部]

 

7 災害に強い街づくりに

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●独立型LED防災・防犯灯

[宮城県気仙沼市大島に県内企業が提供]

最近、LED照明に太陽光発電と蓄電池を組み合わせた独立型防災・防犯灯が製品化されています。災害時など、電気の供給が止まった場合でも、太陽光で発電しバッテリーに蓄えた電気を使って、夜間LED照明を安定して灯すことができます。消費電力の少ないLED照明の特長を生かした製品と言えます。平成23年4月、徳島県のLED関連企業から、宮城県気仙沼市の離島、大島に提供され、未だ電気の復旧していなかった被災地でLEDの灯りをお届けしました。