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既存の歩行者信号機を電球の交換だけでLED信号機に! |
2009年夏に徳島県警察本部、徳島県立工業技術センターとの連携により、全国に先駆け歩行者信号機用LED電球の共同開発をスタートさせ開発に成功しました。 信号機用白熱電球をLED電球に交換することで電気代やCO2排出量の削減が可能となります。 仮に、全国92万灯の全てがLED化されると年間約12万5千tのCO2削減、約51億円の省エネ効果が期待されます。このことが、低炭素型社会の実現に極めて有効と認められ、2010年度の地球温暖化防止活動環境大臣賞(技術開発・製品化部門)を受賞しました。 今回表彰を受けた歩行者信号機用LED電球の製品特徴は、主に次の6つが挙げられます。
・消費電力の削減が可能(消費電力:白熱電球の10分の1 |
また、十分使用可能な信号機本体を廃棄することなく有効利用することができ、環境負荷の低減も図れます。 製品化にあたっては、一般のLED電球と同じ構造では、光源が平面上の基板に並んでいるため中央の光が強く、信号機表面を均一に照らすことが出来ませんでした。しかし、光が拡散するように複数個のLEDを配置し、反射板を有効活用して信号機表面全体を均一に明るくすることを可能にしました。 本年3月末迄に、徳島東警察署管内全基(500基)がこのLED電球に替わることになっています。徳島県をはじめ全国の警察本部、自治体等への展開も視野に入れ、受注確保を目指しています。 また、LED電球信号機の第一人者として先頭に立ち、これからも優れた製品を作るとともに、新たな用途への開発も目指していかなければならないと感じています。
日本フネン株式会社 |
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歩行者信号機用LED電球 |
LED電球 |